建築家の石井修氏に生前お会いできる機会があり、元所員であったFREEDOMの高橋君と工事の木村工務店の春元君とともに目神山の自邸にお伺いした。当時建築中のT邸の打ち合わせに立会わせて頂いた。工事完成写真を撮らせて頂くのに何か参考にしたいと、打合わせの間、部屋をうろうろ、高橋君と小声で話しながら見学させて頂ました。
雑誌(確か新建築)で見ていたその家です。この後22番目まで続く
目神山の家の始まりの家です。人や自然やその他いろいろなモノへの思いがここにあります。語らなくても自然と伝わり無理な押し付けではない様なやわらかい空気感。何となく感じれているのでしょうか。スケール感も微妙で今までにない感じの様子。体感するしかないのでしょうかね。蛇足になりますが、私の家を設計して頂いたのは貝塚の芳村設計の芳村英敏氏で美建の出身で石井先生のことは少し伺っていました。そのこともあったからでしょうが、やさしく、きびしくお話しして頂いたようにおもいます。人生よりもずっと長く存在し続ける建物を建てる意義が少し伝わったのかもしれません。
感謝と哀悼の意を持ってここに記します。
木々に包み抱かれるよう
自然の中に生きるよう
甲山を望めるよう
高橋君も春元君もステップアップし新しい環境で活躍との事。これからを期待したい