大阪に住む人は、この
愛珠幼稚園を知っているのだろうか?
今も現役で、木造瓦葺き高い天井の寺院のような和風の園舎なのです。
緒方洪庵の適塾のすぐ横にあるのだが、周りのビル街に挟まれて近くにくるまでは見つけるのが難しい。吹抜けの遊戯室、保育室から園庭までは段差をなくしてあったり、明治に設計されても子供に優しいと思いませんか。戦火を免れ、今を生きる。岡山の旧旭東幼稚園共々、関わった人たちの思いが伝わる気がした。(勝手にそう思っているのだが)。
我が家の子供たちが通うことがなければ、通り過ぎていたかもしれないです。
写真右下のピアノは明治時代から子供たちのために保育に使われているライプツイヒのイルムラーピアノでこの時代のものは国内では見つかっていない。(ドイツの博物館では保存されている)先日、武田牧子ヘルムス先生がドイツより帰国の折、園児や園関係者、愛珠会の方々の前で演奏会が催され、これからも季節の折に演奏されるとか。楽しみです。